介護の仕事とは、自力で生活することが困難な高齢者や障害者の方のサポートをすることです。支援する範囲は要介護度によって異なりますが、多くの場合、生活全般を支援しなければなりません。

食事介助では、利用者の身体状態に合わせた料理を配膳し、食べさせてあげます。大きな固形物だと喉に詰まってしまったり、飲み込めない可能性もあるので、流動物のように液体状にして食べさせてあげることもあります。また、排泄介助は、自力で排泄できる方の場合はトイレまで付き添うだけ構いませんが、自力で排泄ができない方の場合には、オムツ交換を行います。この業務は、介護の中でもコツを必要とする作業の一つといえます。オムツの取り替えの際に恥じる年配の方もいますので、そのような人には精神的なケアもしなければなりません。このように、色々な仕事をこなさなければならないので、時として辛いと感じる場面もあるでしょう。ただそれ以上に、やりがいを感じることができる仕事でもあります。

介護を行っていて一番やりがいを感じられるのは、高齢者の方に「ありがとう」とお礼を言われたときなのではないでしょうか。生活をサポートしてくれて助かっていると感謝されると、これからも頑張ろうという気になれるはずです。お礼を言われた瞬間、今まで辛いと感じたことも乗り越えられることもあるでしょう。一生懸命仕事をこなしていれば、年配の方にもその思いは伝わるもの。介護の仕事は大変なこともある反面、他の仕事では得られない喜びも感じられるのです。